私は、シングルマザーや社会人経験者が「これから看護師になる」ことを強く勧めています。以前の記事で、そのメリットについて書いていますが、またひとつメリットが増えたので記事にします。
AIが急速に発展する中、多くの職業が変化を余儀なくされています。特に、ホワイトカラーの仕事はAIに代替される可能性が高く、2040年には人手余りの職種が増えると予測されています。
一方で、看護師のような「人間の手によるケア」が求められる仕事は、今後も高い需要が続くでしょう。
AI時代においても看護師が「最強の職業」である理由をデータとともに解説します。
1. 2040年に向けた日本の人材不足
① 少子高齢化で医療・介護分野の人手不足が深刻化
今現在でも「少子高齢化」は深刻な問題ですが、日本では今後さらに少子高齢化が進み、2040年には総人口の35.3%が65歳以上になると推計されています(総務省「日本の将来推計人口」より)。
- 2025年:団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に突入
- 2040年:高齢者数がピークを迎え、医療・介護の需要が最大化
この影響で、看護師の人材不足がさらに深刻化すると予測されています。
② 2040年の看護師不足予測
厚生労働省の試算によると、2040年には看護師が30万人以上不足するとされています(「看護職員需給分科会」資料より)。
これにより、看護師の需要がますます高まり、待遇改善や給与の上昇が期待できます。
2. AI時代に生き残る仕事とは?
① AIに代替される仕事・されにくい仕事
米マッキンゼー社の調査によると、以下のような職種はAIによって代替される可能性が高いとされています。
✅ AIに奪われる可能性が高い職業
- 事務職(データ入力・経理・一般事務など)
- カスタマーサポート(チャットボットの導入で減少)
- 工場作業員(自動化技術の発展)
❌ AIに奪われにくい職業
- 医師・看護師・介護士(対人ケアが必要)
- 美容師・エステティシャン(繊細な技術が必要)
- 保育士・教師(感情のケアが必要)
看護師は「人間同士のコミュニケーション」や「患者の個別対応」が求められるため、AIが完全に代替することは困難です。
② AI時代のホワイトカラー職の危機
AI技術の発展により、ホワイトカラー職(オフィスワーク)の人手余りが懸念されています。
2040年には、AIを活用した「自動業務処理」が進み、次のような変化が予想されます。
- 経理・事務の大幅な人員削減(RPAの導入)
- 営業・マーケティングの自動化(AIによるデータ分析)
- 法律・会計分野のAI活用(リーガルテック・フィンテックの発展)
つまり、2040年には「ホワイトカラー職は人手余り、医療・介護職は人手不足」という構図がより顕著になる可能性があります。
3. 看護師は今後給料が上がる職業
① 人材不足による待遇改善
前述の通り、2040年には30万人以上の看護師が不足すると予測されています。
そのため、看護師の待遇改善が進むと考えられます。
✅ 待遇改善の可能性
- 初任給・基本給の引き上げ(人材確保のため)
- 夜勤手当の増額(夜勤看護師の確保)
- 柔軟な働き方の導入(ワークライフバランス向上)
② 看護師の平均年収の推移
現在、看護師の平均年収は約500万円(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)。大手企業が賃上げをする中、医療業界の賃上げは進んでいないのが現実です。しかし、2040年に向けて仕事が減っていくホワイトカラー職は給与が伸び悩むリスクがある一方、看護師の人材不足が今よりも深刻化することで、看護師の給与は上昇する可能性は高いです。
4. まとめ:2040年に向けて看護師は最強の職業
2040年の未来を見据えたとき、看護師は「AI時代に生き残る最強の職業」であることがわかります。
✅ 看護師が最強の職業である理由
- 高齢化で需要が増加する(30万人の人材不足)
- AIでは代替できない仕事(対人ケア・高度な判断力)
- 給与が上昇する可能性が高い(待遇改善が期待)
- 仕事がなくならない(安定性抜群)
これからの時代、特に「手に職をつけたい人」や「安定した職に就きたい人」にとって、看護師は間違いなく最強の選択肢の一つです。
2040年なんて「まだまだ先の話」かもしれません。しかし、その時が来てから「あの時、行動しておけばよかった」と後悔しても遅いんです。
AI時代に生き残るスキルを身につけるなら、看護師を目指すのが正解!
今から行動して、未来の安定したキャリアと人生を手に入れましょう。